第64章 新たな指摘
作者『昨年はありがとうございました。
今年もよろしくお願い致します!(お辞儀)
どうか皆様にご多幸がありますように』
アスフィ「今すぐにとは言いませんが…無理をしないようにして下さいね」
リュー「そうですね…
倒れては元も子もありませんし」
ケイト「うん…程々に、頑張るよ。
でも…消滅したことには変わりない…
沢山の、知っていたはずの…命も…居場所も……
やっぱり……そのことが尾を引くんだろうな…
まあ、全てが消滅するよりはマシだと…
そう…思って、気にしないようにする他、無いんだよな…」
所々つっかえながら言う彼女の目は、どこか揺れていて…
哀し気に映りました。
アスフィ「…ええ」
ケイト「さてと!
付き合ってくれてありがとう^^
お陰で、色々と情報も纏まったし、それで得た感情も分析できたし、気持ちもある程度落ち着いて、整理がついた」
『本当に大丈夫なの…?;)…』じと目
ケイト「そろそろ…踏ん切りもついた所で、問題点に向き合おう。
証拠を盗まれた件に関しては監視科という業務にしておこう。
慈善事業でなく、立派な警官の内の一つの業務とする。
監視科は証拠の盗み専門。大規模のものに限り。
警察科と協力体制を取ることで、監視科を証拠集めの科とする」
ティオナ「公表する感じ?」
ケイト「いや、機密組織ということで」キラン
アスフィ「…差し迫る実情は無いにしても…
それ以外にも問題点があります。
…先程からふら付いていますが、何か隠し事でも?」
ケイト「……;
よく見てるなあ^^;
今日の昼、便器に血がついた。
鈍痛が不思議と2日前からあった。生理でもないし、妊娠してるし…何でだろうね?;」
『治療場に!!』
無論、急を要する事態と見なされて連行した。
腹痛がきつくなり下血したということで受診し、精密検査をすぐ受けさせてもらった結果、直腸炎と判明。
すぐ治してくれるそうです。
「ストレスによるものですね。
ここの医療設備なら数分で治りますが、再発する可能性もあります。
しっかり療養して下さい」
ケイト「ほい;」しょぼん
「ストレスを抱え込まないように、気を付けて」
ケイト「はい;」
アスフィ「ストレスの原因はわかっているので、何とかなるかと…;」
ティオナ「それで動きにキレが無かったんだ;」