第63章 新たな来訪
神石のある部屋、そこは円柱状になっており
正八面体の神石が中心となるよう壁が展開されていて、神石は一切軸もぶれないまま回転を続けている。
壁の直径8m、床から天井までの高さは5m。
神石の一辺の長さは2.8m、高さ及び外接球(正八面体の6つの頂点全てを通る球)の直径は3.96m。
余裕を持った作りとなっている。が、やや狭く感じる。
戦場の場とさせない為、走り回り辛くなるようにという配慮からだ。
その円柱状の壁にもたれかかりながら、ルパン達一行は相槌を打ってくれた。
ケイト「…力に関しては以上だ。
私も…国民達も…権力者や主張の強い輩、強者から虐げられ、泣き寝入り以外赦されなかった経験を抱く者だ。
常人ならば、廃人と化すほどの…」
ルパン「なーるほど。どーりで全然怖くねえ訳だ」
次元「あんだけの力を目の当たりにしてもか;」
五ェ門「馬鹿だからな」
次元「ははっ。言えてる」にやにや
ルパン「何を!!?;」
ケイト「あー…
盛り上がっている所悪いんだが…
ルパン「盛り上がってねえや!
俺としちゃ盛り下がってんよ!」
ケイト「はは、ごめん^^;」
ルパン「それより、俺のこと豚だって言え」
ケイト「え?!;」
ルパン「いいから言えっての!
でなきゃ話聞いてやんねえぞ!」
ケイト「えっと…ルパンは…ぶ、豚」
ビビー♪ビビー♪
ルパン「神にも働くんだな、これ」
ケイト「そりゃ…そういう設計で作ったし;
神でも神の力を使ったとしても防げない『神技術』仕様だから;
悪用防止機能もついてるし…;」←2655ページ参照
次元「で?」
ケイト「?」
次元「何でわざわざ話し合おうとしたのかはわかった。
だが今の所、俺達はまだお前の狙いが見えていない。
お前の狙いは――何だ?」ケイトの双眸見やる
ケイト「…正直に言おう。
最多の死亡原因である詐欺、強奪を減らしたい。
その為に、決定的な証拠を奪って欲しい。最大規模のものを全て!←2640ページ参照
頼む!!」土下座
ルパン「おいおい、んなもん警察にやらせろよ!;」
ケイト「上の輩が金で抱き込まれてて握り潰されてる。
それも真面目な警官の下っ端ごとだ!」真剣←頭床に擦り付けたまま
ルパン「あー…なるほど、そういうことか」手を打つ←合点がいった
次元「ん?どういうことだ?」