第63章 新たな来訪
ケイト「いい人なんだけど…気付くよう言われても、気付けても、受け入れられなかっただけなんだろうなあ。
自分に合わないから、もう頑張ってるつもりだから、邪魔なだけだろうし;
かと言って遺族の方達はと言うと…反省も何もされないとなると許せないし、容認だって看過だってできないだろうし……;
災いしか呼んでない…;世界ごと消滅させられてたし…;
難儀だなあー;」
ティオナ「仕方ないよ、そういう人なんだから。
考察はいいけど程々にして流しなよ」
「「「『キリがない』」」」
ケイト「はーい^^;」
ティオナ「身近な人にとってはいい人だけれど、他にとっては別…
簡単にまとめると…
人って、いい面悪い面色々あるよねえ」
ケイト「だね。
ナイス簡略纏め!b」ぐっ!
そう笑い返しながら親指を立てると、ティオナもまた満面の笑みを浮かべながら同様に親指を立てた。
遊びながら会話をしている私達とは裏腹に、シンクロで暴れた後に気持ちよさそうに昼寝していたアルとディが再び起きた。
と同時に、私の胸へ飛び込んできた。
アル「マンマ!^^」すりすり←胸へ頬ずり
ディ「お、はよー」くしくし←目擦り
ケイト「おはよう^^
アル、ディ、一ついい?」
「「?」」
ケイト「自分の言葉には、責任を持つようにね?」
「「?なんで?」」
ケイト「傷付けたくない。
そう言いながら、沢山の人を傷付けて、傷付けないように頑張らない。
傷付けたとして誰一人にも謝らない。
そんな人、どう想う?」
アル「しんようできない!」
ディ「やだ!」
ケイト「でしょう?
言葉に重みを持たせる為、信頼関係を築いていく上でも大事なことなんだ。
コロコロ変えてばかりではっきりしないと、信頼していいかどうなのかわかんなくなっちゃうからね?^^;」
「「あい!」」
ケイト「多分…善人なのだけれど…
悪意無くしてしまっていて、気付けず、指摘されても自分は悪くないって非を受け入れられなかった。
心無い、というより…遺族や親族達へ注意を向けられなかったんだろうね…」
アル「そういう人もいる?」
ケイト「いるよ(微笑&すっ)←2人を下ろし、しゃがんで目線合わせる
いいかい?(なで)
何を言われようと、きちんと聞かないとダメだよ?
どんなに嫌な言葉でもね…」