第63章 新たな来訪
・昼食中の雑談
アスフィ「力を振るう前に悩めるあなただから、されたらどう相手が感じるかを先に考えられるあなただから…
ケイト『どうしよう…』
アスフィ『どうしました?』
ケイト『いつか、痛い目に遭うのがわかってるんだよね。
好き勝手に言い続ければ。
私の事を、「女?」「嘘ー」って言い合ってる2人』
アスフィ『忠告しますか?』
ケイト『でも困ったなあ…
私が言えば、怒ったから言っているように見えるよね?;
その時点で意図は伝わんないし、何より嫌な思いをするんじゃないのかな?
その行為は、同じ行為しか呼ばない。たとえしなくても遭うとしてもさ…
ただ、それを理解して欲しいだけなのに……
う~ん…どうしたものか;』腕組&頭捻
アスフィ『…あなたは…もう少し、怒ることを学んだ方がいいと思います』苦笑
私は、信頼しています。
もし間違えれば必ず言います、相談にも乗ります。
なので…安心して、突き進んで下さい」微笑
ケイト「…ありがとう(微笑)
帝国に滅ぼされるんだよなあ…彼が住んでるあの町。
ちょうど国境の境目の位置だし…
その未来、どうにかした方がいいよな…」
リュー「そう言えば…
帝国の侵略によって亡国となり、追い出された沢山の人達が流れてきていましたね」
ティオナ「土地欲しさだっけ?」もぐもぐ
アスフィ「ええ、恵み欲しさです。
領地を広げることもまた目的なのでしょう…困ったことです;
戦禍は益々拡がるばかり…」眉間しわ寄せ
ケイト「私も、そう思うよ…
武力で訴えかけるのは嫌だが、どうしてもやめないというのなら…力尽くででも止める外ない。
寧ろそうでなければ止まらないだろう。
被害を双方共に一切出さず、嫌な思いをさせないようにしつつ、どう付き合っていくかだな…;
被害が僅かにでも出れば付け込まれる、しこりも少なく後腐れない方がいいと思う。
今後、付き合いを長く続けていく上においては特に…
いっそのこと…
互いが持つ最も多いものを交換先に渡し、互いが足りないものもとい欲するものを交換先から貰う。
そういうシステムにしたいなあ」
リュー&アスフィ『それはいい考えですね』
ケイト「でも…どうにかしたいって思うのは、その時動けなきゃ後悔するからでもあるんだよ。
人の苦しむ姿とか見たくないっていう…勝手かな」