第61章 新たなる発展
フィン「隠し事はない、そう言ってたくせにね」苦笑&嘆息
ケイト「いや、墓まで持っていくつもりだったんだよ^^;
でも…(俯)
……でも……堕天とか、闇が増えて……
吐き出さなきゃ、潰れそうにまでなった……」
フィン「黒幕…終末神の存在を記憶を取り戻した際の内に…
事前に吐き出さなかったのも、それでかい?」
ケイト「………」
フィン「それも、知っていたのに?」
ケイト「…………うん…」頷
フィン「はあっ
ケイト「!(ビクッ!)←肩を震わせる
(失望された?」ぷるぷる&震え涙目
フィン「……もっと早く…頼って欲しかったよ…
気付けなかったことが、夫として情けない。
妻の苦しみに気付けなかった。
気付かなければならない立場にあったのに……」
ケイト「でも…要らぬ混乱を招くから…
私を殺して英雄だと言い出す人達が現れるかもしれない。
人の見る目が変わることが怖かった。
一度とは言え、父の慰み物にされた。それも…最近まで伝えられなかったし」
リュー「獣め!」ギリッ!
その話(ケイトが7歳の時に尻へ行為をされた件)を聞いた瞬間
リューと同じ言葉をリヴェリアが口にし、同様に歯噛みしたのは言うまでもありませんでした。
ケイト「どんなに助けたくても、憎まれ役や嫌われ役を買っても、彼の地獄落ち回避は絶対無理だったから…
ってこともあって自己嫌悪中…
自業自得だよね…本来なら自分は生まれてこなかったんだから
本末転倒、か…
もし…今の私が優しく見えているのなら…
それは…今までの出来事のお陰だよ。
経験則に則って、今の言動を取っているだけ」
フィン「それだけじゃない…
君はただ…周りに、これ以上心配を掛けたくはないんだろう?
気丈に振るっているだけ…
弱さを見せない人だから……
ただ…それだけなんだ……」
ケイト「………否定のしようもないなあ…^^;
本当に…そうだし…」苦笑&俯
ティオナ「……ね…」
ケイト「ん?」
ティオナ「どうすれば…楽になれる?
死ぬ以外で…」
ケイト「…そんなに、言葉を必死に選ばなくていいよ。
怒らせるようなことをしたのは私だ。
後になればなるほど余計話し辛くなって…で、こんな所まで来てしまった。
私に非がある」
ティオナ「そうじゃなくて!!!」
ケイト「!」