第61章 新たなる発展
リュー「…そうですね」俯
アスフィ「食べて命を繋ぐ為や、生きる為に思い悩んだり、苦悩した末の殺しでもない」
ケイト「暗殺教室の殺しなら、意味も価値もあるんだけれどね…
ちゃんと寄り添っていた…殺す相手にも皆にも」
アスフィ「頷)…
環境上やむを得ない事情がある殺しでもない」
ティオナ「うん……(俯)
よく、わかるよ」←殺さなければ生きられない環境下にいた
アスフィ「殺しへの苦悩など一度もなく、二度とせずに済むよう模索もせず努力しない点はどうあっても変わりません…
殺しの動機がその場の感情任せ、衝動であること
その場や勢いのまま流された末の殺しであること
それらを悪と思っていないだけでしょう、その3人は共に」
ケイト「…だよね…
殺すのはよくても、殺されるのはよくない。
そう言わんがばかりに映った。
私の目はおかしいのかな^^;」
リュー「おかしく等ありません!!」
ケイト「!!(瞠目)
へ?;」
リュー「あれは…あれには、正義などなかった!
復讐心しかなく、激情のままに殺してしまった。
しかし…そのお陰でオラリオは暗黒時代から抜け出せたのだと、シルは言ってくれた…
生きて欲しいと望んでくれた…!
だからこそ…今、ちゃんと見えている。
あんなものが正義であっていいはずがない!!
力任せに!一方的に!殺し、命を奪った!」
ケイト「……私は…リューは優しいと思うよ」微笑
リュー「!」
ケイト「白蘭は並行世界が見える能力のせいで一杯人の闇を見てきた。
感動することがいくらあっても世界そのものが気持ち悪く、つまらなく色あせて見えていた。
だから…退屈で、刺激が欲しくて、ゲームとして殺しをした。
苦悩の末のものだ。
ザンザスは金稼ぎの為、生きる為と割り切って殺し屋をしている。
苦悩も色々あった。
ツナは…殺したことに対して苦悩することなんて、これっぽっちも無かったよ。今後の言動に反映することや反省なんて特に…
何事も無かったかのように、殺したことが一度も無いかのように振る舞うばかりだった。
リューは殺した後それを過去のことと割り切らず、背負い向き合っている。
今でもちゃんとその意味を考えて、これからの歩みへ活かそうと努力し続けてる。
そして何より…無償で、見返りも求めず人を救っている。
間違いなく天国行きだよ」真剣&微笑