第61章 新たなる発展
アスフィ「まず常識が無いんです;」
リュー「しかしそれに囚われないからこその魅力もありますが;」
ティオナ「うんうん!
経歴とか殺しとかで全然差別しないしね!^^」
ケイト「…;
私は…霊感で人となりの本質をすぐ見抜けるから;
と言うか、それ以外は見る気すらもないから言ってるし、やりたいと感じたことをやってるわけで…;」
リュー「でもそれで助けられたのもまた事実です」
アスフィ「純粋ですが、悪意や周囲に同調して流されるままに悪事に加担すること、ましてや自らしでかすことなどありませんからね」
うんうん!!
今度は深く頷き始めた…;
宰相「だからこそなんです!!」
ケイト「いや、でもさ…;
気付かずやってることだってあるし;
その気が無くてもそうしたことになってることだってあるよ?;」
『そんなのは誰でも同じでしょう!/同じだよ!』
アスフィ「そこにちゃんと着目でき、繰り返さないよう努力できる点がいいんです」
ケイト「そんなに褒めないで;」両掌を4人へ向け前に出す
リュー「誰よりも相手の心を重んじようとできる人です」
ケイト「私はそんなに立派な人じゃないよ;」頭を振る
ティオナ「でも立派じゃなかったら人望もないしついてくる人もいるわけないよ。
悪意ある行為をずっとされ続けても、全然やり返さなかったじゃない。
された側の気持ちがわかるからって。
それってさ、かなり几帳面で、それだけ相手の心が大事だからできることだよね?」
ケイト「それは…確かに大事にしようとは思ってはいるんだけれども空回りをすることが多くて、そもそも臨機応変とか苦手な部類で、そもそもが広汎性発達障害だからどうにもこうにも限度があって;」
アスフィ「限度があろうともできる範囲はしっかりやり遂げようとできる。
その努力をした上で見ようとできること、その姿勢こそが立派なんです」
リュー「中々できることではありません。
人は大体が主観的に眼前の物事を捉え、感情や煩悩に身を任せがちですので」
ティオナ「そうそう!もっと胸を張った方がいいよ!
まあ、学校や家での環境があれだから…
長年の習慣や根深い傷だけに難しいとは思うけれど;」
『それ/ね/ですね(問題はそこなんだよなあ…;』深く頷
それに私も頷くと、「支えたい」という意思が周囲から雪崩れ込んできた。