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Unlimited【ダンまち】

第60章 穏やかな日常





神『新たな学びを得る可能性が高いし
たとえ自分にとっては既に学んだことでも、人によっては変わるかもしれない。

打ち切ることは簡単だが、できれば伝えたい。
異世界での自分と意思伝達ができるのも、きっと神様の思し召しなのだからと考えたようです。

実質、その為に与えたのが様々な世界で暮らす己との全ての経験の共有を齎す力で
死しか望みが無いからこそ「いい人もいる」「そこでしか得られない学び」を与える為に与えたもの。



本当か否かは全て、あの世に帰ればわかります。

霊感がある人がそれに気付けるのも…純粋な、あの世と波長の合う人だからこそです。

あの世と近いとも言える状態は誰しもあります。主に赤子ですが…


それでは皆様方――良き人生を』



6月23日(冒険者91日目)

今日は本来、仕事の日。


前日の事が事(堕天)だっただけに、今日は休むよう言われていた。

ちなみに言うとアルとディまで休みになった。



ケイト「何で彼は悪びれない。
あいつの性格上、絶対詫び入れるでしょう?

現在に戻ってから殺された記憶を持った白蘭に相対した時の言葉があれだよ?虹の代理争奪戦でなし崩し的に共闘で終わり。
本来なら、あいつの性格上相対した時点で何かしら罪の意識を感じそうだけど。

変わった訳じゃないのはわかってるけど…殺され屋モレッティの時だって覚えのない殺しであっても自首しようとしてたからいい人だってのも知ってるけれど」
フィン「頑張って擁護しなくていいから、無理して擁護しなくてもいい。

いずれにせよ地獄落ちからは逃れられない行為を犯し続けているんだから回避は不可能。考えるだけ無駄」

ケイト「……ごめんなさい;

どうしても引っかかる;」
フィン「気にしないようにしてくれ」

ケイト「殺してもいいって考えてるから罪の意識を感じないのか、はたまたしなくていいと考えている理由は何なのか…気になる;」
フィン「彼の考え、人の捉え方は偏見に満ちている。
世界を陥れようとしたという『言動』だけしか見ず、どういう経緯があってか本人の抱える悩みも闇にも一切寄り添おうともしなかった。

結果として…君の場合の世界では敵の全てを救えたが、彼は敵を心までは救えてはいない。


それが全てを物語っているだろう?」


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