第59章 承継人

ケイト「彼は、ちゃんと心遣いも
『優しさで溢れた世界で育った者が、周囲へ優しさを与えるのは当然のことです』

ケイト「けど、それに助長して横暴を振るったり傲慢になる人だって
『あなたは悪い例を引き合いに出して、彼をどう在ってもいい人としたいのですか？』じと目

ケイト「…ごめんなさい；」


『はあっ…（嘆息）

本当に…あれだけの目に遭わされておいてもなお優しさを与えようとするとは…変わりませんね。
だからこそ好きなのですが』超小声＆ぼそ

ケイト「へ？」きょとん←最後だけ聞こえなかった


『傷付けられるばかりの中でもなお、与える優しさにこそ…意味があるのです。

そこにこそ、真の優しさが宿るのです』

ケイト「それは…わかる、けれど…（俯）


でも…できるなら…彼やあの周囲を地獄落ちにするのなら、私も
『ならば――試してみますか？


あなたが彼の立場にある世界で、あなたが何を為したか…

確かめてみなさい』


次の瞬間、どこからともなく双眸が眼前に出現し

それを見たと同時に…意識が飲み込まれていった。




～ケイトの場合、REBORNの世界～


・リボーンとの出会い

ケイト「あれ？；」

リボーン「死んだらわかる」
ケイト「やだ！」
だぁんっ！さっ！！

リボーン「大した反射神経だな、沢田ケイト」
ケイト「いきなり撃つな！；」

リボーン「大丈夫だ。悔いがあれば復活する」
ケイト「要するに逆だと死んじゃうんじゃんか！；
却下！！；」

リボーン「その通りだぞ。頭いいな」
ケイト「よくても嬉しくない！；」
リボーン「いいから食らえ！」
ケイト「やだ！；」

無限に銃声が響く中、必死に避け続けた。

リボーンが言うには…死ぬ気が足りない、とのことからだそうだ。


その後…一度だけ死ぬ気弾に当たることになるわけだが…それは後の話。