第57章 追憶
おまけに悪戯防止機能としてチャイルドロック機能もあり←1659ページ参照
親の許可があった時しか子供は行き先指定ができないようにしている。
更に言うと、親達の合意さえを得た上であれば大人でなくとも子供が自分から運転席に座って指定することはできるのだ。
ケイト「コンセプトは…小さな秘密基地!!」キラン
フィン「何故だろう…
(ロマンがあり過ぎる…//(ごくり))←唾を飲み込む
男心をくすぐられている気がするのはっ!//」うずうず
アスフィ「…値段はどうするつもりなのですか?;」
ケイト「え?」
アスフィ「完成した後です…
これほどに大掛かりなものとなると;」
ケイト「うーん…一瞬で作れるからさして負担はかからないんだけれど。
神石からでもすぐ作れるようになるだろうし、そもそもの材料が雲で水蒸気の塊だし」
アスフィ「オリハルコン以上の強度を備えつつ柔らかさも保っているそれは既にこの世のどの品質をも凌駕しています;」瞑目
こめかみに手を当てながら頭痛と戦うアスフィに、僕は我に返って頷いた。
フィン「水路の方は道路として使えないとして…やはりバスの道を使わせる気かい?」
ケイト「うん。
バスは専用道路が1本しかないけれど、かなり広いでしょ?」
フィン「ああ。
バスが3台は並んで走れそうなほどの幅があるね…
歩かせる為だとも思ったが、バス道は人の通行禁止区画だし…←2011ページ参照
そしてバスが止まる窪みにも道そのものにも人も埃、分子でさえも立ち入りができない…←1962ページ参照
あの幅は、景観を損なわせない為だと思ったけれど?」
ケイト「それもあるよ。
いずれにせよ自動車は必要になると考えて、あの幅にしておいたんだ。
バス道の両端はバス停の傍から近いバス用、真ん中の左右は自動車用。
バスは緊急時に光速で走るから立ち入り禁止なわけだけれど…
1周するのにも総合kmあるから、30分はかかるし
それと行きたい場所の方向が逆だった場合、逆走するそれも必要になると踏んでバスも2つ作ったでしょ?
反対側のバス停に行くのにもテレポートで行けるようにしておいたし
バス道は通れないからこそ、向こう側へ渡る為のテレポートも一応設置しているんだよね」
フィン「なるほどね…だから広めにしていたのか」納得顔←ふむふむと頷いている