第56章 プール大会
プール、南エリア――
フィン「カチッ)←紙切れを携帯で読み取り動画再生
ケイト『常に大渦が巻いており、渦の発生源へ氷を張ってもすぐ崩される程の威力で海水。
向こう岸への距離も25m。
更には渦の流される先は脱落エリアへ繋がっている。
渦に近付いたら問答無用で吸い込まれるから。
ヒントはここまで、後は自分で考えて頑張ってー』手を振る
動画もとい言伝てはこれで終わりだ…;」
周囲『……中途半端!!;』
ケイトがトイレに行って出てきた後…
「たす…け…て…くれ…」
青い髪をした女神が、神の力を失った抜け殻でしかない分身とすぐわかるほど弱々しい状態でケイトの前に現われた。
その神を助ける為に本体であるケイトは奔走することになる。
勿論、ケイトは分身を作ってしっかりリヴェリア達の所へ送っていた。
リヴェリア「どうする?
泳ぐ道中で息を吸えないようにしている岩も壊すのは不可能のようだ」
レフィーヤ「…ゴーグルを手渡してきたということは…何かしら方法があるはず?」
リリ「だとしてもその方法を見つけ出すまでが…
一体、どうやって乗り越えたんでしょう?;」
リヴェリア「想像は付くな…;」遠い目
レフィーヤ「ですね…;」遠い目
リリ「え?!;」瞠目
想像中↓
ティオネ「団長おおおおお!!!!」
ティオナ「負けるもんかああああ!!!!」
潜水にものを言わせて泳ぎ、アイズを強引に引っ張って泳ぎ切ったという…;
25m無呼吸も、水泳用アイテム屋で貰わずに根性で乗り切っていたそうだ…;
ちなみに、その店(水泳用アイテム屋)はプールエリア限定無料貸出屋さんである。
勿論、売り物として買おうとする人には売買も許可されている。
そのことを伝える為、僕の分身は口を開いた。
フィン「…ヒントは、この店なんだが…いや、それを言ったら答えになるかな^^;」
その直後、店の解説を読んで理解するとほぼ同時に
僕へ必要となる水泳用アイテムの相談と共に、貸し出し手続きを素早く敢行された。
その勢いはまさに怒涛のようで…;
渦に飲まれないよう水面ギリギリを泳ぐことで越えていた。
裏ワザに…神剣3回分エネルギーを一度に使い25m先のゴールまで飛ぶというものがある。
勿論、実行しているチームは一つも無かった;