第56章 プール大会
コクーン
遊園地(北)エリア、プールエリア――
ケイト「ドキドキワクワク!
プール大かーい!!」
『………?』
どんどんぱふぱふー♪
朝9時、マイクを手に叫んだ後…どこからか太鼓とラップの音が鳴り響いた。
ケイト「こちら四天王とも言える四つの難関!
東西南北エリアのそれらをクリアした者こそが、プールエリア2階へ上がれる!」ばんっ!!
そう叫びながら、突如プールのマップを叩いた。
ケイト「果たして!
それをクリアできるのは何人だ!?
できたものには賞品があるぞ!!」
リリ「?一体賞品とは何でしょう?」
ケイト「はい!
男も女もお慶びの賞品!
何がとは言わないが!
手にすれば誰もが喜ぶ物とだけ言っておきましょう!!」
その次の瞬間…その場に居合わせた者達は想起した!!
リリ「…
(もし手に入れたら…
ベル「ありがとう、リリ。本当に嬉しいよ^^」)
ベル様の為に!!」ぐっ!!
ティオネ「…
(もし…手に入れて団長にあげたら!
フィン「ありがとう、ティオネ…助かるよ。
ん?側室の件かい?
勿論いいに決まってるじゃないか^^」)
団長おおおおおおおおおおお!!!」ごおっ!!!!!
アイズ「……ケイト//」ぽっ
レフィーヤ「…アイズさん//」ぽっ
リヴェリア「…誰でも喜ぶもの、か…
参加してみるのもいいかもしれんな」微笑←どことなく楽し気
ティオナ「何それ!面白そー!^^♪」にこにこ
フィルヴィス「……ディオニュソス様に…//」ぽっ
言わずもがな…皆が皆、あげたい人、あげた時の反応を思い浮かべていた;
レフィーヤと【白巫女(マイナデス)】(フィルヴィス)は、旅行でたまたま寄りに来ていた所だったらしく
急なイベントに対し、不思議とノリノリで参加することになった…
フィン「うーん…(僕はどうすればいいのだろうか…?;」腕組&冷や汗
ケイト「協力と裏方お願いね^^♪」ぽんっ←フィンの肩に手を置く
フィン「ああ^^;」頷
必要となる仕掛けが明示された地図を渡されつつも、神の力で瞬く間に終わらせた。
ケイトを陰で守ろう…
そう考えながら、姿を消しつつケイトの傍へと潜んだ。