第53章 メシア・デイ
フィン「続編なんてやらなくても結果は見えているだろうに…;
はああっ」深々嘆息&腕組&肩落とす
ケイト「誰か助けてえええ!;
断っても断ってもついてくるよおおおお;
フィンと2人きりがいいのにいいいい!!!;」
アル&ディ『沢山のパパママ頑張れえええ!!!』
『おおおおおおおおおおお!!!!』
ケイト「止めて誰かあああ!!;」
フィン「はああああっ;
何でこうもしつこく;」ずきずき←頭痛のあまり額押さえ
テロップ『カオスだ』
結果が見えていようがいまいが関係ない。
とばかりにしつこく追い回し続けていた。
フィン「…確かに…立場が逆だったなら同じことをするかもしれないが;」う~ん←腕組みして考え込む
ケイト「え!!?;」ガーン!!←フィンを見やり驚愕
フィン「君もするだろう?」じと目←ケイトへ腕組みしたまま目を向ける
ケイト「……確かに!!」
それも互いに自覚し合ったことで『側室』ということにすべきか、と悩んだわけだが…
確実に2人きりの時間が減るのは目に見えているわけで、やはり断ることにしようとしたが…
そうなると「賢者の石を使用して未来永劫付き纏う」という強迫が総ぐるみで敢行された為、やむを得ず条件付きで許すことになった。
その条件とは…あくまで、『家族同士での間柄』という様式を取ること。
つまりを言うと、「未来永劫家族であり共に居れるが『夫婦』ではない」という形だ。
ロキ・ファミリアの団員達は変わらぬ関係だが、肝心なのはその気になればいつでも共に居れる&助けに行けることなのだと言われた。
要するに…ロキ・ファミリアを半脱退しオラリオからコクーンへ居を移動したこともあって、余計に不安が煽られたのだとも考えられる。
ティオネからも同様に脅迫され、止む無く受諾した。
まあ、こちらとしてもアルとディを預けないといけない時に助かるので許容範囲内ではある。
丁重に家に迎え入れてから全員が納得するまで話し合い、議論を続けること数時間…
皆にとって折り合いが付いた形が上記のそれであり、重婚届に判を押した。←1451ページ参照
その後は晩御飯を共に食べ、アルとディにも了承を取った後でお帰り頂いた。
僕達にとって…長い長い、重婚志願者との戦いが…今ようやく終わった。
今日も今日とて長い長い一日だった――