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Unlimited【ダンまち】

第8章 死闘と目覚め





光の粒の連続攻撃上限回数は1000。その全てを受け切った。


早朝に、第一段階目と第二段階目を纏めて成功させた。

第二段階目の全て攻撃に対して真正面で受けるよう攻撃の度に向きを変えながら勢いを殺さず、逆に加速させ続けていく。

それに伴ってより動きに磨きがかかるだけでなく、今までにないほど速さが増していた。
普通ならば攻撃が無ければ防御の必要もなくなるから自分が起こしていた動きもまた止まる。
そうして止まることで、それまでの動きの流れや勢いを殺してしまう。


でもこれを身に付けられれば、動きがさらに加速されることで力を加えるのが僅か一瞬だけで済む。
身体の負担も格段に減る。

剣にかかる衝撃が一瞬だけで済む。その一瞬だけで斬り裂ける。
それに伴って剣の負担が減るだけじゃない。衝撃を受ける全身の負担も減る。


この動きは…確かに…風月流という名の意味、自然と同じ。



自然の動きに逆らわず、それでいてさらに加速させる。

身体の動きもまたそれを取り入れられていて、とても負担が少ない。
少ないまま長く戦い続けていられる。さらに攻撃の時でも負荷がそれほどかからない。
強烈さは増すけど、それに伴う衝撃を全身で流すよう僅かに動かすことで攻撃力は倍増されながら負担も減らせた。

武器の気持ちになることという助言もあって、実際に目の前でされたことも参考にして考えてみたけど、これほど理に適った動きはないと思った!


そう考えながら、私はケイトの部屋の前に辿り着いた。

走る動きまで速くなっているようで、今までだと2分はかかるそれを1分もかからず辿り着けた。



アイズ「ケイト!第三段階……目・・」←目が点になっている

目の前の光景に私の動きが固まったのを感じた。


でも…固まる以外にない。

何で…どうして……ロキと一緒に抱き合いながら寝ているの!!?;←知りません



嬉しくて仕方ないはずだった。

強くなれている手応えを確かに感じて、とても喜ばしかったはずだった。


それらの興奮が、寝込みを襲っているかのような光景を見たことで一気に冷めていくのを感じた。


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