第53章 メシア・デイ
気付く前までの雑談…
フィン「それにしても、袴か…
ケイトの袴は赤色だけれど、よく似合っているね。
純白の上着も」目を細め微笑
ケイト「フィンだって青系、紺色がよく似合うよ^^」にこにこ
フィン「…前に、手編みの帽子も貰ったしね^^」くす←1184,1185ページ参照
ニコニコ笑い合っており、穏やかだった空気が…
今、まさに!!!
フィン「どけええええええええええええ!!!!!!」
ケイト「落ち着いてえええええええええ!!!!!!;」
一変した!!!
というか、佳境を迎えていた!!!!
異空間内の為、アルとディ以外にはケイトとフィン以外いないのが痛恨のミス!!;
切迫した環境へと陥っていた。
ケイト「っっ;」ぐらっ!←前へ倒れ込む
フィン「!!…ケイト?」さっ!←後ろへ右腕を回して支える
ケイト「……だい…じょうぶ;」←声が引き攣っている
フィン「…済まない…
どこか痛むのかい?」
ケイト「……ちょっと…ちょっと、だけ……
頭がぐらあって…きた。
それだけ…だから…だいじょ
フィン「無理はしないでくれ!!」
ケイト「!!
(いや…無理させた人が何言ってんの?;
流石に言えないけれど;」
フィン「……頼むから……僕を…独りにしないでくれ」
ケイト「……する気は欠片もないよ。
大丈夫だから…そんなに不安になることは
フィン「横になってくれ」←雲クッションを出す
ケイト「えっと…うん。
ありがとう」微笑
私のはアルとディに使っている為、フィンは自分のそれを使って横にならせてくれた。
座って覆い被さって、心配そうな眼差しで…
笑みを向けてもなお…曇った表情は、陰りを差したままだった。
フィン「………
本当に…済まない」項垂れる
ケイト「え?そんなに申し訳なさそうにしなくても
フィン「いつも助けられてばかりだ」
ケイト「へ?
逆に付き纏い過ぎたり、すりすりし過ぎたり…
大分うっとおしいことして迷惑かけまくっているような気が;」
フィン「それは寧ろ嬉しいんだ」
ケイト「え?どういうこと?;」
未だよくわからない中…フィンは説明する為に口を開いた。