第49章 真の力
フィン「結束に関しては…非常事態のみということになるのかな?」
ケイト「そうなるね。
初等部では希望制だけれど他の違いを大切にするよう教える。
共に遊んだり、協力し合うプレーを楽しむのもありかな。
中等部は…今年5歳になる学年から今年10歳になる学年。
一般知識を学ばせる。読み書きや計算も込みで。
今年8歳になる学年から職業への一般知識を追加で学ばせつつ、なりたいものを選択させる。
高等部は今年11歳になる学年から今年15歳になる学年。
なりたい職業における専門知識を学ばせる。
って感じになるかな?
特別学び舎に関しては、どんな年齢の人でも幅広く受け入れるとして…
学びたいことを学ばせるという方針で行こう。
学者や研究者という選択肢もあるわけだし…」
フィン「問題は学費と給料だね…;」
ケイト「給食費は貰うべきかな?
弁当にしたい人は弁当、食堂を使いたい人は食堂?
給食が欲しい人には親から給食費を貰うとして…」う~ん
フィン「給食費から払う気なのかい?;」
ケイト「ううん。
先生方への時給は時間的に見ても、皆と同じ1000ヴァリス(1万円)として…」
フィン「8時から17時だからか…;」
ケイト「あ~;でも駄目だ、給食は。
アレルギーを持ってる子達に合わせないといけないし、やっぱり食堂かな?
食べに行く際に気を付けないといけない点を見ること、お金を払うことへの練習にもなるだろうし」
フィン「そちらでも学ばせる気なのかい?」
ケイト「当然。
いい機会だし。経験と慣れも大事。
給食はなしとして、弁当もしくは食堂という方針になるね」
フィン「4歳の子供が…お金を自分で払って、好きなものを食べるのか…;」
ケイト「栄養バランスの勉強も必要かもしれないね。
一般知識の方へ必須として放り込んどこう」かきかき
フィン「…細かいね;」
ケイト「あとの問題は学費と給料か…;
学費は無料でいいと思うんだけれどなあ;無理か;
払ってもらったそれらを必要分給料として先生方へ与える。
学校の必要経費に関しては、給料を払って余った部分を貯め込んで使うって感じになるのかな?
後は全て貯蓄」
フィン「人件費も考えないといけないね」
次々に違った方へと話が進んでいっていた。
まあ、どれもこれも必要なことには違いないのだけれど…