第6章 厄災と対策
私は無力だった。肝心な時にいなかった。護れなかった。
姉の時もそうで、殺してしまった。
そう涙を零すと、決まって寄り添ってくれる。
それが少し嬉しいと同時に、情けなくもあった。
あの頃に居てくれればと思ったのがつい最近だった。
でもそれ以上に、手間をかけさせたことが、負担をかけさせたことが申し訳なかった。
それでも、そんなに気にしなくていいと言われた。
環境の激しい変化に、辛うじてついていけているというのが実情だ。
あの頃は諦めてさえいればそれでよかったのに、それだけではなくなったからか
それでも過去の中に居た街の人に対峙した瞬間、再び引き戻されるのかという恐怖に囚われた。
対面しただけで全身が恐怖に引き裂かれる感覚に支配された。苦しい以外に何も感じない。
『嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ』
それ以外の感情は沸き上がっては来なかった。
そんな時…フィンが抱き締めてくれた。
護ると言ってくれた。優しく接してくれて、とても嬉しかった。
街では、故郷では決してなかったことで…嬉しくて、仕方なかった。
私も護りたい。でもどうすれば護れるのか解らない。
今度こそ失いたくない。奪われたくない。
その為なら自分の命なんかどうなったっていいからと、内心想っていた。
でもそれを見越して、以前に叱ってくれた。怒ってくれた。
ケイト「だからすっごく感謝してる。
でもどうすればお返しができるだろう?」ドキドキ
『…;』
ティオネ「いきなり重いわね;」
ティオナ「でも気持ちはなんとなくわかるよ」うんうん
アイズ「こくこく)…強気に出てみる?」
レフィーヤ「え?」
ティオネ「どういう風によ」
アイズ「……………
マッサージ?」←思い付かず迷走した結果
ティオネ「どちらかと言ったらガレスの方が喜びそうじゃない?」
ティオナ「あ、私やったことある」挙手
ティオネ「ああ!?」黒睨
ティオナ「ガレスにだけど;」
ティオネ「そうよね」ほっ
レフィーヤ(団長狂が加速しているような気が…;)
ただいま人生初のパジャマパーティー(パンツの柄は確認済み)。
でもリヴェリアのパンツは普通の白だったな。私も白だけど。