第47章 初めての
6月12日(冒険者80日目)
朝9時から畑仕事をしようと、ケイトと寝る前に予定を立てた。
起きた皆が各々去っていくのを見送った後、僕はケイトと子供達の様子を見に行った。
だが、昨日はよく暴れたこともあってかアルとディはぐっすりと眠りについていた。
ケイト「すーすー」
ケイトと一緒に…;
フィン「ケイト…;そろそろ起きて欲しいんだが;」ゆさゆさ
ケイト「ん…」ぱち
フィン「…おはよう、ケイト(微笑)
気分は」
ぐいっ!!
フィン「!!」瞠目
ケイト「抱っこおおお(むにゃむにゃ)
すーすー」←両足を腰に回し、両腕を背に回して抱き締めたまま瞑目して眠りにつく
フィン「ンー…^^;
(どうしたものかな…;
この温もりが離れるのも嫌だし、かと言って予定に後れを生じさせるのも本意ではない)
…気長に待とうかな」くす
なで
ベッドの上、ケイトから抱き締められたまま引きずり込まれる中…
僕もまた、気付けば眠りについていた。