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Unlimited【ダンまち】

第45章 魔術式





音声を聞かせたい人達の範囲のみへと拡散させる魔術式も生み出しており、発表の際にも使う気でいるらしい。

足が不自由な人達には空中都市にいる間、宙に浮く魔術式を刻んだ椅子(座った人の意思通りに動く)を無料で貸出提供し、空中都市内での不自由を改善させた。
勿論、駅前で販売もされている。


ロキについては…言わずもがな……

僕が責任を持って治していた。



他の女性は全員、ケイトを追い掛け回していたそうだが……;

結論として、ロキの予想通り前々世と前世の僕が一番の好みなんだ!!と言い張り続けていたという。


ケイト「1番はどうあってもフィンなんだよ!!これだけは絶対譲れない!

それ以外なら皆好きだよ!
皆大好きだよ!!悪い!!?//;←言ってて段々照れ臭くなってきた
『悪い!!!・・』ギンッ!!
ケイト「ええ!!?・・;」ガーン!!

その後、好みの反応から嫌いだと思う反応まで、「もう嫌だ」と言い出すまで根掘り葉掘り聞き出されたらしい。


空中都市のお披露目は6月11日(冒険者79日目)、朝9時から。


その散歩中、「とんでもないもの」をため池へ持ち込まれるわけだが…

詳細は明日になってから明かされることになる。



病室に帰ってくる頃には日は暮れかかっており、ベッドへ身を埋めてきた。

退院も明日なら大丈夫だろうとアミッドから言われており、太鼓判を押されていた。


ケイト「はああああ~;

…疲れた;」ぽつり

フィン「お疲れ様」ぽんぽん

背を軽く叩いて撫でながら、布団をそっとかけた。


ケイト「ありがとう^^//

明日、楽しみにしててね」にやにや

フィン「?何かドッキリでもあるのかい?」
ケイト「うん!^^//(にこにこ)

アスフィも驚いてたし、パンフレットや案内図に説明を加えないとって(にひひっ)
勿論、私のせいだから神の力で手伝ってすぐ終わらせたけどね!b」

フィン「?」きょとん

ケイト「明日になってからのお楽しみだからね?
今はなーいしょっ!^^♪」ぼふんっ!!

布団を勢いよく被りながら楽しそうに笑って叫ぶケイトに、僕は微笑み「楽しみにしてるよ」と返した。

しかし…規格外とわかっていたのに、何故問い質さなかったのか…
明日になってから後悔することになる。


気持ちよさそうな寝顔を見つめながら、その頭を撫ぜた。


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