第45章 魔術式
ケイト「?;」
『駄目だ、気付いてない…;』
終いには、コンタクトに魔力の流れが目に映る機能をする魔術式までをも組み込み始めた。
ケイト「アミッド、ヒータープレゼント。
いつもありがとね^^」
アミッド「!!;
どれほどの価値があるのかわかっているんですか?!!;」
ケイト「?
持ち歩き自由でしょ?
魔力さえ流せばどこでも魔術式上にあるものを暖められるでしょ?
魔石を組み込めば常時発動だって可能だし…
この紋様さえ覚えて書き写せば誰にだって使えるよ?」
アミッド「……トップシークレットにします;」
ケイト「?へ?」
フィン「悪用されればどうなるかを考えてくれ;」
リヴェリア「…変な所で抜けているな;」
ガレス「いつものことじゃろう」
フィン「いつまで乳をやる気だい!?」ジロ
ガレス「仕方なかろう;
授乳薬を飲んだことで出てくるし」
精霊王「わしも飲もうかのお」ドキドキ
『飲むな!!』
精霊王「冷たい…;」ぐすん
アミッド「……ともかく…お礼と言っても、これには遠く及ばないのですが。
各種、最高品質のポーションを20個ずつ渡します」
ケイト「ぎょっ!)え!!?
多いよ!;悪いよ!!;」あせあせ
アミッド「…私の気持ちです。
正直言って、これでも足りないほどに価値があります」
ケイト「いやいや!命救われた身だし!;」
アミッド「…ありがとうございます」微笑
ケイト「3つあげるよ!
魔力込めなくてもこういう紋様を書くだけでいくらでも作れるし」
アミッド「では、権利自体はあなたにあるということで」
ケイト「?んー…うん?」
フィン「どうやら意味もわかってなさそうだね;)
発明者として特許は君にあるということだよ」
ケイト「!ああ」ぽんっ←手を打つ
フィン「やっとわかったか;」ほっ
アミッド「これを用いて利益が出た際、3割をお渡しします」
ケイト「ぎょっ!)多いよ!;せめてもうちょっと減らして
アミッド「正直言って足りないぐらいです」
押し問答は数時間に渡って続き、ケイトは1割にまで持って行こうとしたが…
奮闘虚しく、需要の内2割5分の譲渡となった。
最後までアミッドが優勢で、半分だけ折れる形となった。
アミッド「あなたは押しが弱いですね」
ケイト「うぐっ;」ぐさっ!
商売人には向いてない;