第44章 出産後
ラウル「ヘスティア・ファミリアのヴェルフさんがパイオニアを返しに来たっすよ。
「無理言って済まなかった。ありがとう!
そう言ってたと伝えて欲しい!(合掌」って感謝してたっす」
伝言と共に、武器が返却された。
何でも一晩中拝んでいたそうだ…
そう言えば昨日、酒場で貸し与えていたね。
芸術品だと評され、「一日、いや一晩だけでいい!!貸してくれ!」と言われるがまま…
結局、並行世界を回って終末神を倒す旅には武器は持って行かなかった。
二人きりで、神の力を同時に振る舞い…まるで、歯車と歯車がかっちりと合うように…
互いを強め合いながら…何事も無く、無数の世界に存在する終末神を浄化して回ることが出来た。
闇は決して無くならない…
たとえ強大過ぎる闇が無くなったとしても、全ての闇が消えるわけではない。
光と闇のバランスは崩れない。世界には悪影響はない。滅ぼされる方が問題だから……
ティオナ「えー!!フィンだけずっるいっ!」
アイズ「神…?」
ケイト「えっと…何でかは…あれ?;
その場のノリと…勢いで…?…で、気付いたら…;」そっぽ向き
ティオネ「流石団長!//」キラキラ
フィン「ははは^^;」
ティオナ「私も神の力を得たい!」
ケイト「課題は…人それぞれ違うから」遠い目&視線逸らし
『えー!;』
ケイト「だってたまたま私と乗り越える課題が同じだっただけだし;」たらたら
不服そうな顔をする一同に、冷や汗がだらだらと流れ落ちていった。
それに助け舟を出してくれたのは…
ロキ「しゃあないやろ。
それがこの世界での掟、理や」
『……』
ケイト「何故涅槃の姿勢で言うの?;」
ロキ「気分や!」にや←そこはかとないどや顔
そのロキからの言葉に対し…何を言い返す人もいなかった。