第43章 出産
ケイト「意地悪ううう!!;」
フィン「ほら、ディの番だ」瞑目&ふんっ!
ケイト「?何に怒ってるの?;」
フィン「さあ?何にだろうね」ふいっ
ケイト「可愛い可愛い、マジ可愛い////
アルよりもディよりも、いや同じ以上!!///」ぶつぶつ←超小声
フィン「?」眉顰め
テロップ『だがアルの泣き声に掻き消されている』
左手でディの首を支えながら吸わせ、右手で口元を押さえながら顔を逸らして口元を緩ませているケイトに
僕は理由がわからず、訝し気に眉を顰めるばかりだった。
奪い取ったアルにゲップさせた後、個室に設置されている赤子用のベッドへ寝かせ
ディもまた後に受け取り、寝かせた後でケイトの頭を撫でた。
ケイト「やっぱりアルはフィンに似てるね。
髪は私だけど」くす
フィン「ディは君似だね。目元なんて特にそっくりだ。
髪は僕だけど」くす
ケイト&フィン『ふふふっ^^//』
アル&ディ『すーすー』
穏やかに寝息を立て、それを見守りながら笑い合う。
その時は…とてもとても、幸せでいっぱいだった。
しかし…
赤ん坊にケイトの乳を吸わせているのを見ている時……
苛立ちがどうしても止まらず、ふつふつと沸き上がって仕方がなかった。
ケイトが愛おし気なものへ向ける眼差しで、穏やかに微笑んでいたのも原因の一つかもしれない。
フィン「……僕だけの…僕だけの!」ぶつぶつ&ぷりぷり
ケイト「あのー…フィン?どしたの?」
フィン「僕の女だ!手を出すな!」
アル&ディ『ビクゥッ!!)!!・・
ふぇっ(ぷるぷる)
おぎゃあおぎゃあ!!;;&おんなあおんなあ!!;;』
父親失格かもしれない。
だが無理だ。
耐えられない!!(イラァッ!!)←苛立ち最高潮