第5章 遭遇と探索
フィン「こんな所で万能者と再会できるとは思ってもみなかったよ」
アスフィ「お久しぶりです、勇者(ブレイバー)。
オラリオの案内をしていたのですが、もう終わる頃合いなので」
フィン「!そうか…そういえばまだ案内が済んでいなかったね。
ケイトに案内してくれてありがとう」微笑
アスフィ「いえ。礼を言われるほどのことはしていません。
馬車での緊急依頼もすぐ済みましたし、そのお礼も兼ねてのことなので」
フィン「!そうだったのか」
アスフィ「ええ。ではそろそろ失礼します。
ケイトさん、帰り道はわかりますね?」
ケイト「はい!アスフィさん、色々とありがとうございました。勉強になりました」ぺこり
アスフィ「…呼び捨てで構いません。私もそうしますので」ふっ
フィン「彼女の笑みなんて初めて見たかな)…」←温かく見守ってる人
ケイト「ぱあ)はい!ありがとう、アスフィお姉ちゃん^^//」
アスフィ「お姉!?;
いえ、まあいいでしょう//(あせあせ)
では用事もあるのでこの辺で」
ケイト「またね~!」ぶんぶん
アスフィ「あんな環境でよくあれほど純粋に!)ええ。また!」
そうしてアスフィは走り去っていった。
何か気恥ずかしいことでもあったのかな?←無自覚
ケイト「そういえばフィン、どうしてここに?」
フィン「リヴェリアと一緒に手分けしてたんだよ。
ほら、ドンに渡すよう頼んだんだろ?」
ケイト「ああ!」手を打つ
フィン「僕は魔石を、リヴェリアは素材を売りに来たんだ。
ちょうどデスクワークも終わった所だったからね^^
気分転換に外の空気を吸って歩いていた所で君に会ったというわけだ」
ケイト「なるほど。あ、そういえば修業の方は慣れた?」
フィン「う~ん…何とかと言った所かな。
流石にあの速度の上、あの小ささで来ればダメージはでかい。
2mmほど入ってからすぐ離れてくれるが、完璧に合わせるのはまだ時間がかかりそうだ。
アイズも僕も、やっと光速のそれに当てれるようになった所だからね」
ケイト「それだけでも十分凄いと思う;3か月かかったし;」
フィン「それはきっと成長し切ってないからだと思うよ。たった6歳からだろう?」
ケイト「うん」こく
そう雑談しながらジャガ丸くんに舌鼓を打っていると
リヴェリアが見つけて、座っているベンチに来た。