第42章 伝説
ケイト「でも…何でそんなに私を擁護するの?
『普通に接してるだけ&だけだ』
ティオネ「そもそも不当な扱いを受けているって自覚が足らないのよ、あんたには!!」
ケイト「ごめんなさいっ;」たじっ
ティオネ「ほらそうやって!
…いつも、自分が悪いなんて思い込むんじゃないわよ?」ゴロゴロ
ケイト「はい!気を付けます!;」
ティオネ「…ならいいのよ^^」ぽんぽん
ケイト「でもなあ…言い訳だのなんだのと好き勝手に言われるし
ティオネ「だったらこう言い返してやりなさい。
「誰も味方もいない、聞いてくれる人もいない、友達もいなければ母親も姉も聞いてくれない。
実の父親に殺されかけ続けて傷付けられ続けて罵倒され続けて、クラスメイトは全員敵、まともに話を聞く同級生もいない。
前世では人から殺されて、家でも学校でも常に一人で気が休まらない。
家で学校で家で(月)家で学校で家で(火)家で学校で家で(水)家で学校で家で(木)家で学校で家で(金)家で家で(土)家で家で(日)
それを何年も何年も、十何年も誰も助けてくれない。教師も助けてくれない。味方も誰もいない!
そんな状況下でずっとい続けろ。そうでなければその者の気持ちなど分かりはしないわ!
その傷でできた痛みも障害も、その当事者でない限り決してわかるものか!!
ケイト「…っ;」ぽろっ←涙が自然と出てきた
フィン「…」ぎゅっ&なでなで←ケイトの背に左手を回して頭を右手で撫でる
ティオネ「実の父に殺されかけたこともないお前が語るな!!
そんな環境に一度すらもいたことのない!!!痛みも何も知らない!!!!
平々凡々な生温い環境で今もなお育っているケツの青いクソガキが!!!!
知った風な軽い口を利いてんじゃねえ!!!!!」
…ってね」
周囲『おおーっ!!』ぱちぱち(拍手喝采)
テロップ『リアルでは友達ができたのは24歳。
ようやく父と母が離婚した年であり、それまで誰にもDVやいじめられたことによる傷も痛みも話せなかった』
ケイト「……その人の心に傷、残らないかな?;」曇り顔
アイズ「そのままのケイトでいてね」なで
ケイト「…痛いよ…苦しいよっ;;」ぽろぽろ&ぐすっ