第32章 破滅の狼煙
フィン「それは、受け身のことかい?ロキ」
ロキ「ちゃうちゃう(手を横に振る)
普通の魔法は『能動的に発動する』。
正確には自身の意思を持って発動させとるやろ?
それとは違って、常時その効果が現れるものを『パッシブ』ってうちら(神達)の間では呼ぶんや。
恐らく…龍人化状態に慣れる内に息をするように出せるようになって、龍神化魔法という経験を経て常時発動型に切り替わったんやろ。
せやから、解除魔法を最後に使って解除は一度された。けれどまた発動した!
っちゅうこっちゃ!」
フィン「なるほど。確かにそう考えると筋は通るね」
ケイト「外見だけは同じなのになあ、通常時と…
そもそも理性飛んでないし」←要点
ロキ「それは修業の成果や!」
リヴェリア「だが、いつ如何なる時も始祖神の力を引き出せるというのは凄まじい強みになるだろう」
ガレス「しかし…病気の時はどうなるんじゃ?
いくら不死とは言え、その点は今一はっきりしとらんが…」
フィン「その時は僕が看病するよ」
ロキ(そういやナァーザが幼児化する薬発明したって言うとったな。ミアハんとこで買いに行かな!)にやにや
そしてステイタスを改め終わった後…
精神枯渇で未だ動けない私は、お風呂へ運ばれていった。
ケイト「殺されるうううう;;こんなにお湯使ったら殺されるううううう;;」
アイズ「…また昔の悪夢を見たの?;」
ティオナ「そうみたい^^;」
ティオネ「力尽くで洗ってやるわ!オラオラオラァ」
ケイト「わああああああああああああああああああん;;;;」
レフィーヤ「力入れ過ぎですよティオネさん!!;」
アイズ「…;私がやる!」
お風呂で寝てると怒られ、のぼせる数分前に無理やり上がらされた。
何故わかった?;←顔に出てる(もうすぐでのぼせそうと)
浴衣を一人で着るも、うまく力が入らず下手に止めてしまった。
だが、晩御飯が待っている!!
そう奮起し、頑張って大食堂まで自力で歩いて行き、無事に辿り着いたのだが…
『ごくり//』
「エロい//」「色っぽい//」ドキドキ
リヴェリア「来い!」
問答無用でリヴェリアに倉庫へ連れ出されて着付け直され、無事晩御飯にあり付けた。
ただし…説教付きなのは言うまでもない……;