• テキストサイズ

小話【気象系BL短編集】

第46章 かわいくない







責任取ってよ、と背後へと視線を遣れば。
呼応するように指が絡まり、手の甲にキスが落とされた。


「…………あんたが、もっと俺のこと可愛くしてよ」

「そうする。だけど、他で見せたらゆるさないからな」


ゆるさない、と言ったその声は冷たい。
こんな風になるところを知ってるのは、きっと俺だけだ。


可愛く見える大野さんの、それ以外は皆にはあげない。
誰も知る必要は無い。強いて言えばメンバーまでだね。
一番の魅力は、俺だけが知ってればいい。
このまま、いつか死ぬときまで。






/ 291ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp