第3章 本編の章 王女来日
夏休み初日の午後。
美琴は、いつものように境内を掃除していた。
「それにしても、夏は暑い・・・・」
美琴が、ぼやいた。
境内は、この時間帯子供たちの遊び場となっているのだが、中には悪戯が好きな子供も大勢いた。
それは、美琴が境内の掃除を終え箒を倉庫に戻す時だった。
「よし、そろそろやろうぜ。」
二人組の子供が、美琴の後ろに歩み寄って来た。
「今だ、そおれぇ!」
と、1人の子どもが。
「きゃあ。」
美琴が悲鳴を上げた。
「お、今日は白色だ。」
と、袴を捲り上げた子供が呟いた。
「こ、コラァー」
袴を捲られた美琴は、吠えたがそのスキにもう一人の悪ガキにも袴を捲られ白色の下着をカメラに収められた。
その動画は、後日動画サイトにアップされた。
「やられた・・。」
美琴は、逃げる子供を見つめながら呟いた。
境内から、子供の姿が消えると美琴は自部屋に戻り
夏休みの課題に取り組んでいた。
「えーと、まずは英語かな?」
美琴は、英日辞典とミカンを置いては課題に取りかかった。
「・・・ダメ、さっぱりわからない・・。」
美琴は、英語も苦手な科目であった。
テストの成績は、赤点より少し上ぐらいであった。
だが、本人はそのようなことは気にはしてはいない。
赤点さえ取らなければ、落第はないのだから。
それに、美琴にはこれと言って親しい友達はいないのだ。
美琴は、辞書やパソコンにある質問サイト等を利用しては解答を求めはその答えを参考にしては解答欄に答えを。
2時間後美琴は、、英語のプリントの半分を終えた。