• テキストサイズ

妖魔が巣くう街

第2章 悪夢の朝


「ケケケ・・・アキラメテ、カイラクニオボレルノダ。」
と、不気味な声が聞こえる。
「だ、だめ・・む、胸を舐めないで。」
これは、私の声。
私の隣からは。
「き、気も・・ちいい・・・の。」
と、快楽を喜ぶ声がした。
しかも、着ている巫女装束の至る所が破れ肌が見め私の体にはカメレオンのような動物が私の胸を長い舌で舐めていた。
けれど、今の私にはどうする事も出来なかった。
しばらくした後、下腹部に少しの痛みが走っ後最初は緩やかに私の胸が体と揺れ次第に激しく揺れた後、私の体の中に液体が次々と流れて行った。
時間が立つ度、私のお腹が大きく脹れてきた。
「ま、まさか・・妊娠? そ、そんな・・。」
布団を持ち上げ、体を起こした。


「ゆ、夢?」
私は呟き、部屋を見渡しテーブルの上に置かれている目覚まし時計に視線を向けてみたら。
「4時58分・・・。」
私は、目覚まし時計を見て呟いた。
目覚ましが鳴るまで、後1時間はあるけれど二度寝してもたかが1時間ぐらいでは寝るに寝れないだろう。
まさか、目覚まし時計ではなくて悪夢しかも、毎日同じ夢で目が覚めるとは流石に予想はしてはいなかった。
冷蔵庫に冷やしておいた缶ビールを飲んだ。


「あ、自己紹介がまだでしたね。 私は小牧美琴。
私立西神戸高等学校の1年生でこう見えても巫女(修業中)なんだけれど退魔師のバイトをしているんです。父は、私が小さいころに死んじゃったけれど、おじいちゃんが居るから淋しくはありません。え、お母さんはどうしたかって?
私のお母さんは、お父さんが死んだ後に家を出て何処かへ行ってしまって行き方知れずなのです。」



/ 167ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp