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妖魔が巣くう街

第7章 本編の章  四性獣との契約


「終りね、尼子周平。」
美琴が周平に向かって呟いた。
「お、おのれ・・・小牧美琴め・・」
周平は、悔しそうに呟き新たなる妖魔を呼び出した。
本殿には、数百匹の妖怪や妖魔が姿を現した。
「無駄な事をするのね。」
美琴は、周平に向かって呟いた。
「神召! 四性獣招来!」
美琴は呟いた。
「あ、あれは・・・四性獣」
みかるか呟いた。
「四性獣だと、そんな・・・ばかな。」
周平は、美琴の後ろに居る四性獣を見て呟いた。
「望達は、契約をした性獣の背中に乗って」
美琴は望達に向かって呟いた。
「軒王は、棗様をお願い。」
美琴は、軒王に向かって呟き、自分は軒詠の背中に乗り込んだ。
「いくわよ。」
美琴は、望達に向かって呟き妖魔達に突撃していった。
この後、鹿島神社で妖魔達の断末魔が響き渡った。
妖魔達は、次々と絶命して行き勝負は一瞬で着いた。
周平は、隙を見て鹿島神社から退却していた。
「美琴、まさかお前がここまでやるとは思わなかったぞ。」
セイリュウが美琴に向かって呟いた。
「そんなことないわよ、お父さんだって久しぶりに暴れたにしてはなかなかよ。」
美琴が、セイリュウに向かって呟いた。
「お、おとう・・さん?」
キョトンとした顔で望が呟いた。
「うん、私はこのセイリュウと人間との間に生まれた子供なんだ。」
美琴が望に向かって呟いた。
「そ、そうなんだ・・・」
望は呟き、自分のお腹をやさしく撫ぜた。
「ああ、そういえば望は四性獣のセイリュウと、契約したんだったわね。」
美琴が望に向かって呟いた。
「じ、じゃ・・もし私が子供を出産したら、どうなるのかな?」
望が呟いた。
「そうね、男の子か女の子かはまだ分からないけれど、もし無事に出産したら、その子は私とは甥か姪になり望は義理の妹になるのが普通だけれど、まだ分からないわね望は、まだ高校生なんだから慎重に行かないとね。」
望の問いかけに美琴が答えた。
「美琴、お前は契約を済んではいなかったな。」
セイリュウが美琴に向かって呟いた。
「え、うん・・そう言えばまだよ。」
美琴がセイリュウに向かって呟いた。
「なら今すぐ、契約をして来い。」
セイリュウが美琴に向かって呟いた。
美琴は、この後東の四性獣であるゲンブの触手による寵愛を受け、みかるも西の四性獣のビャッコと契約を完了させた。


               四性獣と契約・・・・完
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