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イケメン戦国 安土城の居候

第11章 小田原城再び


『今、毒味係は廊下にいる小太郎がしている。
だから俺が毒で死ぬことはない』

『小太郎さんが毒味を??』

『風魔の忍は毒に当たらぬ様、免疫をつけながら育てられている。小太郎は香りにも敏感だから口に入れる前に毒入りかどうか分かるらしい』

(小太郎さんにそんな特技があるなんて知らなかった。毒が効かないなんて、そんな人いるんだ…)


『安土にも毒味係はいたのだろう?』

『いえ、その様な役目を任されていた者は一人もいませんでした』

(しかも政宗が食事を作ってました、なんて言ったら驚きそうだな)


『ここでは一口の水で簡単に命を奪える。
お前の食事も小太郎に毒味させているが、他の者から貰った物は決して口にするな』

『わかりました』

『お前には生きていてもらわねば困る。
北条が天下統一をするのにお前の力が必要だからな』
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