• テキストサイズ

イケメン戦国 安土城の居候

第11章 小田原城再び


直美は今夜も囲碁勝負をするため、小太郎と一緒に氏政の私室へ向かっていた。

いつもと同じ廊下を歩いていると、正面から体格の良い青年が歩いてくるのが見える。

その青年は直美が近づくと深々と頭を下げた。


何となくどこかで会った事があるような気がするものの、顔がよく見えないためハッキリと思い出せない。

直美も頭を下げて無言で挨拶を交わし、再び歩き始めた。

(あの人、絶対にどこかで会った事がある…)


この時代に来てからの事を振り返り、さほど時間が経たないうちに一つの結論にたどり着いた。

(本能寺の森にいた幸村って呼ばれてた人だ。何でここにいるの?)

後ろを振り返ってもすでにその姿は見えなくなっていた。
/ 596ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp