• テキストサイズ

イケメン戦国 安土城の居候

第10章 顕如


水を確保するために山中城を出ていった部下が一人も戻らないことに気づいた顕如。

全てを悟り、苦い顔をしていた。


『このままでは向こうの思うつぼか。だが最後に織田信長に一矢報いらねば成仏出来ぬな』


それからしばらくして、城を見張っていた織田軍の兵が近くに刺さっていた矢文に気付いた。

それは顕如が信長に宛てたものであり、すぐに信長の元に届けられる。


矢文には信長と一対一での勝負を望むこと、信長は一人だけで山中城の広間に来いという内容が綴られていた。

これを読んだ信長は立ち上がり、山中城をじっと見つめる。

信長の横では矢文を手にした秀吉が大反対して信長の説得に当たっていた。
/ 596ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp