• テキストサイズ

イケメン戦国 安土城の居候

第41章 ズッ友と買い物


店内に入ると色々な種類の調味料が目に入る。


山椒、麻の実、けしの実などの他には味噌、酢、酒なども取り揃えている。


唐辛子は香りが強いため、小瓶に分けて入れられていた。


『料理にかけるならこの小瓶入りの唐辛子だな』


佐助が手を伸ばして瓶を取り、それを直美にそっと手渡した。


透明の瓶の中には真っ赤な唐辛子が入っているのが確認できる。


『すみません、これって割れないように持って帰ることって出来ますか?』


『きちんと包んであげるから大丈夫だよ』


店主に質問すると落としても割れないように丁寧に包んでくれた。


『ありがとうございます!』


支払いを済ませて店を出たところで幸村に話しかけられる。


『もう1つのお土産は決まったのか?』


『もう1つ、うん。大事な物を思い出したからそれに決めたよ。あのね、金平糖を売ってるお店ってあるかな?』


『金平糖?辛いものの次は甘いものかよ。お前の味覚、大丈夫なのか?』


『当たり前でしょ!そもそも2つとも私のじゃないから心配いらないよ』


『直美さん、幸村の発言は気にしないで。すぐに金平糖のお店に案内するよ、行こう』


またもや佐助に案内され、無事に金平糖の買い物を済ませる。


『私の買い物も終わったし、遅くならないうちに帰ろうか』


『待て待て、お前、まだ自分には何も買ってないよな?』


幸村と佐助は目を合わせると直美の手首を掴んでゆっくりとその場から歩き始めた。
/ 596ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp