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イケメン戦国 安土城の居候

第31章 蘭丸


しばらくして目が覚めるとすでに朝になっていた。


(……お布団……えっ!!)


慌てて目を開けると謙信が部屋の真ん中で刀の手入れをしている。


その後ろ、部屋の隅では蘭丸がこちらに背を向けて転がっていた。


(ま、まさか斬られたんじゃないよね!?)


佐助と信玄は部屋の中にはいない様だ。


(一体どうなってるの?)


まずはこの状況を説明してもらわなければ。


そう思ってゆっくりと体を起こした。


『謙信様、おはようございます』


『起きたか。以前は廊下で立ったまま、今回は座ったまま寝るとはいつもどうやって寝ているのか疑問だな』


『寝方は普通ですから!昨日はちょっと疲れてただけです。お布団ありがとうございました。あの…これはどういう状況なんでしょうか』


お礼を伝え、気になっている事を聞くと謙信はニヤリと笑いながら答え始めた。
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