• テキストサイズ

イケメン戦国 安土城の居候

第31章 蘭丸


『蘭丸様、織田軍の姿が見えてきました。いかがいたしますか?』


(蘭丸様……様ってことは、蘭丸君は伊賀の忍の中では偉い立場にいるんだろうな)


『これ以上、毛利さんの依頼は受けない。俺は顕如様が戻ったら直美を安土城に帰して手を引かせてもらう』


『そうですか……それなら新しい依頼は私が承る事にいたします』



『『!!』』


忍の男が忍刀を抜いて突然蘭丸に斬りかかる。


蘭丸も応戦するが突然の事に体勢を崩し、防戦するので精一杯だった。


(何がどうなってるの!?)


目の前の光景に驚きが隠せない。


『直美、逃げて!早く!!』


『でも蘭丸君が!』


『いいから!織田軍の元に早く!!』


力強くそう言われ、西の方向に向け一人で全力で走り出した。
/ 596ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp