• テキストサイズ

イケメン戦国 安土城の居候

第25章 茶会


『とにかく違いますから。私は戦女神なんかじゃありません』


ここで黙って話を聞いていた朝倉が立ち上がる。


『長政、護衛が戻って来る前にここを出るぞ』


『私はもう帰らせていただきます』


一言告げて直美も立ち上がる。


こんな話を聞かされてもう茶会どころではない。


『直美、俺たちと一緒に来てもらうぞ。これからは戦女神として浅井朝倉軍を勝利に導け。生活はちゃんと保証してやるからな』


『私をお茶会に誘ったのはこのためですか。どこに行くのかは知りませんが一緒には行きません。安土に帰ります。失礼します!』


急いで扉の内鍵を外そうとするが、伸ばした手を後ろから簡単に掴まれてしまった。


その直後、鼻と口を布で塞がれる。


(家康!政宗!助けて………)


甘い香りのする薬のような物を嗅がされ、すっと意識が遠のいていった。
/ 596ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp