第20章 毛利元就
それからすぐ最初の一手のための準備を始める。
『毛利を支配下におけば信長様の天下統一の大きな足がかりになるな』
『政宗さん、もの凄く楽しそうですね』
『あの毛利元就だ、一体どんな奴なのかこの目で見てみたかったからな。それに久しぶりに直美に会えるんだぞ?』
最後の一言に家康がわかりやすく反応する。
『火矢を予定の数より追加します。さっさと終わらせましょう』
三成もすぐ近くで準備を手伝いながら2人の会話を聞いていた。
『では家康様の準備が整い次第出陣しましょう。失敗した場合、本陣である船に逃げられる可能性がある以上、絶対に成功させなければなりません』