• テキストサイズ

イケメン戦国 安土城の居候

第14章 春日山


それから広間では幸村が小田原城での出来事を細かく報告し、幸村が知らない部分については直美が記憶をたどりながら話をしていた。


『そういや、お前何で小田原城に連れて来られたんだっけ?』

幸村からそもそもの質問が飛んできた。


『確か姫には不思議な力があるって話じゃなかったか?それを北条が利用しようとしたんだろ』

『顕如とも手を組んで何もかも利用しようとしたのが仇になった様だな。で、不思議な力とは一体何だ』

謙信はお酒を水のように飲みながら会話に加わっている。


『そんなもの最初からないんです。そんな力があれば怪我なんかしないし誰にも捕まりません』

『確かにそうだ。俺はこいつが嘘をついてるとは思えねー』

『一番近くで見ていた幸が言うなら間違いないな』

『ここから逃げる術もないというのならこちらには都合が良い』


どうやら3人とも話をすんなりと受け入れてくれたみたいだ。

そうなると気になるのはこれからの生活なのだけど。
/ 596ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp