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鴉と人魚
第3章 向かい合う蒼と黒
つくづく上から目線だなコイツ。
「ではまず貴様の名前を言え。」
「僕はアオ、アオ・ハーディだ。」
「私はエリザベスだ、リジーと呼んでくれて構わない。」
「ファーストネームだけ?」
「天使はすべて神が作り出すモノだ。
だからファーストネーム以外は存在しない。」
「そうなんだ、全然知らなかった。」
「まあ、禁則事項だからな。」
「言ったらだめじゃん。」
「もうすでに私は天使ではないからいいのだ。」
「え、どういうこと?」
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