【イケメン戦国】『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭③~』
第7章 二月一日【家康の新しい1年の朝】
そして最愛のからの贈り物は湯のみ。
クリスマスの時に俺が贈りたかったけど間に合わなかったからと、自身で絵を描いて二つでひとつのを作ってくれた。
『いつか一緒に暮らす時に使えたらいいな・・・』
そう言って渡してくれた。
そんなのちゃんと叶えるし。
もうすぐ、祝言の準備が整うから、そうしたらちゃんと迎えにいくよ。
向こうの時代みたいなのはできないかもしれないけど、最高に幸せなのをしよう。
湯のみの箱の中に『愛する貴方に贈るー誕生日の贈り物ーから家康へ』
と焼き付けてあった。
(ありがとう。。今までで一番幸せな誕生日だったよ。)
すぐそばで寝てるその贈り主にそっと囁き、もう一度その褥の中に戻り、愛する人の温もりを感じながら、新しい1年を迎えていた。
家康誕生祭③Fin