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【イケメン戦国】『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭③~』

第4章 【一月三十日 午の刻~未の刻】~はじめてのおつかい♪~


倉庫内を二人で手を繋ぎながらさがしていると・・・

「これは・・・?」

木箱のふたを開けて、粉を少し手に取り触ってみると今までとは違った感触だった。


「触った感じすごく柔らかいし、軽いから膨らまし粉だと思う!」


そこは倉庫の置くの隅の方にあった小さな小箱。料理など全くしない家康にはどれも同じにしか見えないが、がひとつずつ粉を見て、触って、匂いを確かめて、家康も時々確かめて(たまに変な粉があったりするため・・・)、二人が納得したものをもって行くことにした。

家康「じゃ、これいれて。」


そこからさほど離れてない大きな箱に墨で『粉』と書かれた箱があった。

家康「・・・どう?。」

「んー、これが小麦粉な気がする。」

家康も一緒に触って、匂いを確かめ、前までとは違う感触に家康も・・・
家康「確かに、今までと違うね。これでいいんじゃない。」

二人で粉を瓶に詰めて、栓をし、再び手を繋いで政宗のいる元へと向かった。。


「ちゃんとあっているといいなー!」
家康「自信あり気だったのに、何それ?」

「多分あっていると思うけど、はっきり『小麦粉』とか『ふくらまし粉』とか書いてあるわけじゃないし、500年も前の粉なんて初めて見るし…」

家康「まぁ、間違えたら俺だけ行ってもいいし。」

「ふふ、なんか二人でこうやって何か探すなんて…」

家康「なに?」

「はじめてのおつかいみたいだなぁ~って。」

家康「何それ。」

現代で子どもたちが一人で買い物に行くテレビ番組をふと思い出し、そんなことを話しながら寒さを忘れてあったかい気持ちになりながら向かった。

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