• テキストサイズ

【イケメン戦国】プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭②~

第7章 【一月三十一日 夜半】~祭りの後~






「家康、ちょっと此処で待ってて!
声かけるまで、絶対入らないで!開けるのもダメだよ、あ、帰っちゃうのも嫌だからね!

寒いのはほんとごめん、だけど、なるべく早く呼ぶから!!」





そう言って、首に齧り付いていた手を離し。
どたどたと足早に部屋に走り込むと、ぴしゃり、と音を立てて襖を閉めた。


閉める直前に見た真っ赤な家康の顔と、なんなの…なんていつも通りの不満げな呟き、それすら愛おしく思えて、にやけながら。



部屋をぐるりと見渡すと、いつもと違う趣き。
つるさんの手腕に感動しながら、手早く纏っていた小袖の帯を解き。








そして、例の白い箱、に手をかける――









/ 80ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp