【イケメン戦国】プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭②~
第3章 【一月三十日 巳の刻】〜三成くんの指令〜
「千花様、重たいのに…私がお持ちしますよ?」
「う、ううん!三成くん、大丈夫…私が持つね!
いや、私に持たせて下さい!大丈夫!ほんとに!!」
「…三成に持たせたら、卵なんて一発で割られるに決まってるんだからね…」
無事に卵を手に入れ、鶏肉までゲットした。
三成くんを何となしにかわしながら養鶏場を出て、さぁ城へと帰ろう、と足を踏み出したその時。
少し先の足元でぼん、という破裂音の後、もくもくと煙が立ち上る。
そして、煙が晴れた先は、案の定。
「佐助くん!」
「やあ、お疲れ千花さん。家康様、三成様もお疲れ様です…
政宗様から、預かり物をお届けに上がりました」