【イケメン戦国】プレゼントを探せ!〜徳川家康誕生祭⑤〜
第10章 【真紅の水仙】〜誕生祭⑤〜後編※R18
帯状の真紅色のリボン。それが素肌の中心部から左肩にそして背中に回り、敏感な部分のみを隠し、双方の胸前で蝶々結びしてある。
「やだぁ………」
羞恥心で潤みきった瞳。
堪らずぎゅっと、目を瞑りたくなる。
だって私の姿を見るなり家康の目元がかぁっ、って赤くなって、何か言いかけて慌てて口元を押さえるから……
(恥ずかしいよ///)
素肌を直接見られるよりも恥ずかしい。
「………やっと…『りぼん』……見つけた」
(え……何でリボンのこと…きゃぁ!)
家康はボソッとそう呟くと、翡翠の瞳は、すっかりリボンの虜になっていた。
「……肌も真っ赤」
脚の間を割られ床に組み敷かれ、身体を隠そうにも、両手首を右手一つで拘束され、身動きが取れない中……
家康の目が暗闇で鋭く光る。
……見られている。
そう意識しただけで、言葉では言い表せないほどの恥ずかしさに襲われ、同時に背筋にゾクゾクと押し寄せる快感。
まるで観察するかのように、
視線を全身に注がれた私は……
「家康……」
堪らず愛しい名前を呼んで、
少しでも気を逸らそうとする。
「……湯浴みしてから……ずっとこの格好してたワケ?」
掠れた声で尋ねられ、そのままリボンに覆われていない、内股の付け根辺りをくるりとなぞられて……
「やぁっ……」
思わず、
ぴくんっと反応して顔を背ける。
「何が嫌なの?……こんな姿………秘めて……城を歩き回って」
「んっ……歩き回ってな…ん、て。すぐに、宴がはじまったから……」
「……たまに、俺の隣でそわそわしてたよね?……まさか、あの時から……こんな風にされるの想像してたとか?」
「ち、ちがっ……はぁぁ、ん!」
意地悪く問われ、慌てて首を軽く振る。すると、内股を撫でていた家康の手がするすると移動し、リボンに覆われた部分に辿り着くと……
天鵞絨の肌触りを確かめながら、
敏感な部分を探しはじめた。