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連れ立って歩く 其の五 木の葉編 ー干柿鬼鮫ー
第3章 木の葉に馬鹿を突っ込めば
顔を見合わせたら、互いに笑っていた。何でだか、ひどく得難い今に居る気がした。
手を握って引きたかったが、もうそういう年ではない。
だから、ヒナタを促して、先に立って歩き出した。
物足りない気持ちと人恋しい手を持て余す自分に蓋をして。
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