• テキストサイズ

【HQ】脳内妄想小部屋

第3章 カテキョの代金‐ハイキュー!!冬休み企画!‐


高校3年生の私の冬に休みなど存在しない。
年末年始も大学受験の為に講習を受け、家にいる間は勉強漬けの日々だ。

それなのに私の彼氏、黒尾鉄朗ってやつは…。

「あけおめ。今日は流石にオフだから、久々にデートでもするか?」

なんて、気軽にお誘いしに来やがった。

こっちは勉強ばかりの生活で、元日だってのに初詣も行かずに頑張ってるのに。

「無理。受験勉強してるから」

そのお気楽さ加減が苛々しかしないから、お断りしたのに…。

「んじゃ、部屋デートなら良いだろ?勉強の邪魔しねぇから」
「居るだけで邪魔なんだけど」
「折角会いに来た彼氏に冷たくね?大体、1時間やそこらサボったくらいで受からねぇ大学なら、最初から無理に決まってんだろ」
「無理とか言わないでよ!不可能を可能にする為に頑張ってんだから!」
「ハイハイ。それなら、玄関先でケンカなんざしてる場合じゃねぇよな?早く部屋行くぜ?」

この調子で、強引に家に上がってきてしまった。

親公認のお付き合い。
しかも鉄朗の外面の良さに騙されている両親は、あっさりと娘の部屋に男が入るのを許してくれた。

今から追い出しでもしたら、私が怒られる。

諦めて部屋デート…いや、部屋に人が居るちょっと緊張した状態での勉強をする事にした。
/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp