• テキストサイズ

幻影の花唄【ONE PIECE 】

第2章 後編





「ロー!!」

ローが飛び降りようとした瞬間、響き渡ってきた声。

その声に驚き振り返ると、そこにはユーリがいた。

朝日が昇り始めたのか、辺りが徐々に明るくなっていく。






「生きて!!」

光に照らされた彼女の瞳には、光が宿っていた。

鳴り響く銃声。

ユーリはローの元へ走っていった。

何発もの銃弾が彼女の身体を貫いて行く。

それでも彼女は止まらなかった。


「私が救った命を、勝手に捨てないでよ!」

ユーリはローへ突進するように抱きつくと、そのまま海へ落ちていった。

未だに驚いたような表情の彼。

そんなローにユーリは笑みを零すと、しっかりとローを抱きとめた。
交わる視線。

そこには、確かな光がローを映していた。








ーーー大丈夫。私を信じて



彼女はそうローに囁くと、二人一緒に海へと落ちていった。


/ 89ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp