第1章 誕生
「〜?〜〜〜?」
何を言っているのかわからない、沢山のうようよした何かを中心に、周りにも複数ぶよぶよしたようなのやうねうねしたようなのがいる。
でも、僕の形はそれらとは全く違うものだった。
僕は理解も、言葉もわからなく、ただ、
「あぅ、、ぁ」「あぅゃうあ」の様な音を出すことしかできなかった。
身体が動いた、起き上がると、中心であるだろう
うようよが、微笑み、地面を指差した。
それは地面に あ と書いた。
理解ができないが、言葉を教えてくれるんだと思った。
「あ」
うようよはそれを指差し「あ」と言った
い と書くと、「い」と言った。
そうやって、僕は言葉をウェントリコスス王におそわった。