イケメン戦国『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭~①』
第8章 エピローグ ~秘密の座談会~
案内された五人は、畳に座ると、辛子色のクッションに凭れたり、三つ葉模様のクッションを抱いたり……それぞれが早くもリラックスした状態。
「皆さん、執筆お疲れ様でした。俺から、頑張ってくださった皆さんに、二つの贈り物があります。まずは一つ目を」
「「「「「二つの贈り物?」」」」」
佐助の言葉に、首を傾げる五人。すると
「お待たせしました。ご注文いただいたケーキです。」
店員が、人数分のケーキを運んできて、それぞれの席の前に置くと
「「「「「こ、これはっ!?」」」」」
「はい。皆さんが作品内に描いたケーキを、お店の方に再現していただきました。」
皆の目の前には、それぞれが自分の作品内で描いたケーキを、再現したケーキが。
作品内みたいに大きなホールケーキではなく、小さい一人用のホールケーキになっていて、全員が驚きの表情を浮かべる。
「どうぞ、ケーキを頂きながら、お話に華を咲かせてください。俺は、このあとも用事があるので、この辺りで失礼します。」
「「「「「はい!!ありがとう!!」」」」」
佐助にお礼を言うと、すぐに全員がスマホを取り出し、一斉に写真を撮り始める。
写真撮影が終わり、フォークでケーキをひと口大に切り、口に入れると………
「美味ひ~~~~♡♡」
あまりの美味しさに、全員の表情がうっとり。
ケーキを堪能していた。