イケメン戦国『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭~①』
第2章 プロローグ ~秘密の軍議~
だが、佐助の言葉に武将たちは………
ちんぷんかんぷんの様子。
「けーき?」
「すぷーん?」
「りぼん?なんだそれは?」
「あ、それはですね……」
すぐさま、信長に近づき、失礼します。と声をかけて、ゴニョゴニョと信長の耳元で何やら説明する佐助。
「ケーキはわかるけど……なんでスプーン?ケーキ食べるならフォークなんじゃ?(小声)」
「さぁ?じゃあ、リボンはプレゼントの包装用かな?(小声)」
単語を知っている姉妹は、ひそひそと小声で話し合う。
そして、佐助の話を聞いた信長は、にんまりと笑みを浮かべ……
「ほう。面白い。ならば『りぼん』は決まりだな。あとは『けーき』と『すぷーん』だが……。どのように祝うつもりだ?」
信長は、佐助の顔を見ると……
「ご安心を。その辺を巧くプロデュースする方々に心辺りがあるので、お任せ下さい」
またもや、眼鏡がキラリ。と光り、佐助は無表情で頷いた。